日本酒の会
今度は日本酒の試飲会です。
こられるご予定のかたのうち、お二人が急に欠席。4人の方が参加してくださいました。よく参加していただいているかたと、そのお友達の方、そしてそのまたお友達の方です。ややこしい書き方ですね。
お出ししたのは次の通り。
英勲 純米吟醸
神聖 松の翠 純米大吟醸
小野桜 純米吟醸 生原酒
招徳 純米にごり酒
博石館 ペールエール
日本酒はどれも、お燗と冷酒の両方で味見をしてもらいました。
英勲は、ある問屋さんが企画された頒布会のために用意されたお酒。どうも、通常の純米吟醸の加水の加減を変えたものだと思います。
英勲さんのお酒の主力は、冷酒か常温が美味しいものが多く、このお酒も同様に燗の評価も悪くはないのですが、ややぬるまった冷酒のほうが好評でした。
神聖の松の翠は、京都では珍しく八反錦を使っておられます。そのためか、気のせいか、独特の苦味を感じるんです。
苦味があるということは、燗上がりしそうな予感。純米大吟醸では珍しく、はっきりとお燗にしたくなるお酒です。たいていのものは、燗にしようかやめたほうがいいか、少しためらうような組み立てのものが多いんですけどね。
そんなお酒だからか、お燗にしたら、英勲よりも好評、冷酒だと英勲のほうが好評という、面白い反応です。
小野桜は、先日亡くなられた、お世話になった酒屋さんに紹介していただいたお酒です。切れのいい辛口のお酒の生原酒です。口当たりも香りもいいので好評でした。
お燗の反応は結構よかったです。先にお燗向きの物を出してますから、仕方ありませんが、比べてみたら分が悪いけれど、これ単独でお燗にすれば、好評だろうと思われる反応です。私としては、生酒としては、美味しいお燗酒だと思います。香りが強いのに、お酒の質のおかげでしょうね。
最後の日本酒は招徳のにごり酒です。いつも好評なんで、最近よく使います。
にごり酒では、比較的新しいジャンルである、純米酒のにごりです。うちの会に始めて来られた3人の方は、純米酒のにごり酒は初めてだったようです。非常に好評でした。
そして、いつものようにお燗にしたのですが、甘酒や粕汁を苦手だというかたには、ちょっと抵抗があったようです。美味しいんですけれど、こういうのは仕方ありません。
にごり酒の冷酒で杯を重ねるそのかたに、甘酒を冷たくして飲むという方法をお教えしておきました。これも趣向が変わって面白いですよ。
最後の締めは、博石館のペールエール。甘くしっかりした味わいである一方で、すっきりした口当たりと苦味が、口の中を軽くするのにちょうどよかったはずです。なかなか好評でした。
これからの季節がら、地ビールのほうに気持ちが向いておられたようです。
なかなか楽しい方たちで、会話も楽しいものでした。
次は、27日、地ビールの試飲会です。皆さん、よろしくお越しください。