地ビールの会

yamaokasakeya2006-06-03

 さて、六月最初の地ビールの会です。今回も、前回同様に新しく仕入れた志賀高原ビールを、今当店で売っているものと順次比較してもらう趣向です。
 お出ししたのは、次の通り。

博石館     ゴールデンエール
志賀高原    ペールエール
新潟麦酒    エディンバラ
志賀高原    インディアンペールエール
新潟麦酒    ゴールデンエディンバラ
オゼノユキドケ ヘビーヘビー
志賀高原    ポーター
新潟麦酒    エスプレッソ
新潟麦酒    エール・ド・ブルーベリー

 前回同様、いつもよりもたくさんの種類を出しているのは、志賀高原ビールとの飲み比べのため。私もきちんと味見をしてますが、新商品のお客さんの反応が知りたい。そういう事情に、お客さんにお付き合いいただいたわけです。ただ、いつものように、種類を絞ってじっくり味見してもらうのに比べて、出している種類が多い分、かなり混乱してしまうもの。そのへんは仕方がありません。

 前回の地ビールの会で、志賀高原ビールの比較にすべくお出ししたものと、今回お出しするものとをなるべく変えてみようとしてみました。ただ、これはよくなかったですね。前回、比較するのに丁度よいものを選んでいた分、今回の取り合わせに納得いかず、改めて出しなおしたものもありました。

 博石館のゴールデンエールは、軽いあたりのエールです。
 志賀高原ペールエールペールエールとしては軽い分、同じくらいのボディーでした。
 新潟麦酒のエディンバラは、エールとしては、ホップの香りが控えめな分、前の二つに比べて、おとなしい印象です。
 三つの比較が、どうもピシッと行きません。

 続いて、志賀高原のIPAと新潟麦酒のゴールデンエディンバラとの比較です。なるほど、ホップの利いたIPAと、アルコール度数高めでじっくり飲ませる控えめな味わいのゴールデンエディンバラ。まあまあの比較です。
 ここで、気になったので、オゼノユキドケのバーレーワインを出してみました。IPAと同じく、多目のホップを使ったビールです。こちらは、ビールの味の組み立てが全く違います。
 IPAが、強い苦味のなかでも爽やかさも伺えるのに対し、バーレーワインはひたすらコッテリと苦いのです。

 こういうところは、次に出したポーターとの対比ではいいのかも知れません。ポーターも、バーレーワインと同様、甘く苦い味わいですが、ポーターのほうが甘さが引き立つ印象です。結構飲みやすいと好評です。
 そして、エスプレッソ。これは、とにかく苦い苦いという黒ビール。こってりした印象なのは、度数が高いからです。

 こうしてみると、なんだか思っていたよりも、上手い具合にまとまったようです。最後に、苦いものばかり続いたので、エール・ド・ブルーベリーの甘い香りで気を休めていただいてお開きです。
 数が多いと、一つ一つが掘り下げられません。もう少し絞って、じっくり味見してもらえるようにします。