地ビールの会 05年9月7日

 当店で不定期に開いているお酒の会。この日は地ビールです。参加いただいたい方はお二人。お酒に造詣の深い女性です。雨が心配でしたが、思いのほか良い天気でした。お越しいただいたお二人とも、一度日本酒の会にお越しいただいてます。
 お出しした地ビールは、次のとおり。

新潟麦酒 麻物語
オゼノユキドケ ホワイトヴァイツェン
小江戸ビール ヴァイツェン
博石館ビール 自然麦酒 恵那天然酵母
新潟麦酒 フェイクビアブラック
新潟麦酒 ゴールデンエール
新潟麦酒 エール・ド・ル・レクチェ

 いろんな味を楽しめる方々でしたので、思い切って幅広くお出しできましたし、いずれも楽しんでいただけました。小江戸ビールのヴァイツェンなどは、好き嫌いが出やすいのですが、その個性的なハーブのような香りも気にいただけたので、私としては満足。自然麦酒も大いに気に入っていただけ様子だったので、嬉しい限りです。
 途中、ご主人も飲んでくださいよ、というお誘いにのって結構飲んでしまったせいもあり、あとあといろんな計算やらが随分不安になりました。気をつけましょう。上で書いている、お出しした一覧もあってるかどうか不安です。

 ちなみに次回は9月15日。日本酒です。

中国の日本酒事情

 ところで、7日の午前中、以前うちの店のお酒の会に何度も来ていただいて、今は上海でお店を出しておられる方が、ひょっこり訪ねてこられました。4ヶ月ぶりの帰国だそうです。
 短い時間でしたが、いろいろと中国のことを聞きました。ついついお酒のことを聞いてしまいます。
 向こうではかなりの焼酎ブームだとか。わたしの出会った人たちの印象では、ヨーロッパの人よりも、アジアの人たちのほうが、度数の高い酒を好まれるように思います。なんとなく納得です。他方、日本酒はあるにはあるけれども、日本から輸出されたものは、運賃や関税などの関係で非常に高価で、日本で買う場合の倍近くだとか。そのうえ、あまり状態がよくないものがあるので、買うのをためらってしまうんだとか。
 安い日本酒もあるけれど、それは現地生産品で、日本の酒蔵が現地で工場を設けて作ってるんだそうです。純米酒が中心のようです。確かに米も人件費も安いです。お酒も安く出来るでしょう。ただ、水が日本酒にはよくないことが多いので、味のほうはなかなか良いものが出来にくいはず。その方も料理酒に使うことが多いとのこと。
 そんなに安いのかと値段を尋ねると、計算機でしばし計算。あれ、一升瓶二千円強!? 意外な数字です。こっちで売ってるのと変わりません。思いがけず、日本酒(国産)が安いことが分りました。やはり、酒は気候風土の中で育まれたもの。本場で作るのが無理がなく、結果として安くできるということでしょう。
 中国にもっていくお酒をここぞとばかり買って帰られました。あれでしばらくはお酒に不自由されることもないでしょう。ただ、かなりの重さでしたが。