日本酒の会

 今日の参加の方は7人。男性2人、女性5人。うちは狭い店ですから、かなり多いです。参加の皆さんは商用狭い思いをされたかと思います。初めての方も3人ありましたが、うちのお一人が酒蔵の蔵人さん。お付き合いいただいてる酒屋さんがお越しになったことはありましたが、造りの現場の方が来られたのは初めてです。差し入れのお酒、ありがとうございます。去年は同じく金曜日に設定したものの、時代祭鞍馬の火祭りのある22日だったので、参加者がなく中止しました。
 さて、出席いただいた顔ぶれのせいか、今回お出ししたお酒は、少々気負ったふうになったかもしれません。お出ししたのは次のとおりです。

招徳 紫蘇りきゅーる
旭日 杜氏の舞 円城
招徳 純米吟醸50
招徳 越畑
旭日 燗
尾瀬の雪どけ 純米吟醸 ひやおろし
百楽門 菩提もと原酒

博石館 ゴールデンエール
新潟麦酒 エスプレッソ

 差し入れて頂いたお酒も入ってますので、いつもよりも種類が多目です。
 最初の「紫蘇リキュール」は、純米酒ベースのリキュールです。紫蘇の香りが控えめに感じられる分、好みが分かれてましたね。私自身は、甘さの品が良いので、このシリーズはいずれも気に入ってます。
 次の「旭日 円城」は、これは今までの日本酒にない味わいの軽さという点では、面白いお酒ではあるんですが、これが美味しく飲めるおかずもなく、また日本酒らしい味を好む人が揃ってましたので、評判は今ひとつ。焼酎の試飲会などで出せば良いんでしょうけど、うちは焼酎の試飲会はやってませんからね。
 「招徳 50」は、かつての私の一番のお気に入りでした。お酒の会には初めてだとお思います。今では控えめな香りになってしまいましたが、含み香で感じる吟醸香が上々です。少し香ばしいような香りがあり、参加の方の興味を引いてました。お燗は温度が少し高すぎたみたいです。
 「招徳 越畑」は、今回お出ししたお酒の中で、お燗が一番評判がよかったかもしれません。きりっとして、誰でも楽しめるお燗に仕上がると思います。温度も丁度よくいけましたし。
 「旭日 燗」のひやとお燗を比較して、燗上がりを体験してもらうつもりでしたが、ひやのほうが、程よいくらいに熟成して味よく飲めるようになってました。もう少し飲みずらかったはずなんですが。お燗はそのままつけたものと、燗さましにしたものの二つを出しました。温度が同じくらいにして出したのですが、燗冷ましのほうが好評。単に味が違うだけでなく、美味しくなるのも分ってもらえたと思います。
 「尾瀬の雪どけ ひやおろし」ほとんど定番です。うちで香りが強いお酒は少なめなので、どうしても出番が多くなります。香りが強いものを先に出すと、他のお酒の微妙な香りが分りにくくなりますので、終わりに出しました。
 これも冷酒とお燗。お敢為するのはもったいないという人もいましたが、結構好評。ただ、香りで目立たないものの酸味が強いので、それなりにクセのある燗酒になってます。
 「百楽門 菩提もと原酒」にごり酒で締めました。にごり酒のお燗は難しく、向いたものがすくないです。これも不向きなほうです。実感してもらえたと思います。
 最後にチェいサー代わりの地ビールです。博石館のゴールデンエール。普通はこれだけなんですが、最後の最後にもう一回驚いてもらおうと、エスプレッソのお燗を出しました。
 イヤー気合いれすぎましたね。参加いただいた方にも伝わったのか知れませんが、なにやらテンションが高い会になったと思います。

さて、次回は29日地ビールの会。季節所品がでます。