ごみ減量推進会議 リユースびん検討会議

 読んで字のごとく、京都で出るゴミを減らすのを目的にした会議のうち、リユースビンの使用をすすめる分科会の話し合いが、商工会議所でありました。メンバーは、行政、市民団体、各種業界団体で、小売の酒屋の組合もここに加わってます。誘われたこともあり、ちょっとだけ覗いてきました。仕事が忙しい日だったので、かなりの遅刻をしてしまいましたけど。
 会議での参加は30人ほど。会議室が満員でした。行政と市民団体、酒屋の組合、それに地元の調味料のメーカーさんも数社おられました。メーカーさんは多分初参加です。私が遅れている間に、これまでの経緯や今後の方針などが紹介されていたようで、着いてからは各調味料メーカーとの意見交換でした。
 市民団体の方は、新型のリユース瓶を導入したい様子ですが、メーカーさんは新型瓶の導入に慎重な様子。行政の本音はよくわかりませんが、ゴミを減らしたいのは確かでしょう。
 メーカーの方が新型ビンの導入に慎重なのも理由を聞けば当然で、解決すべきことが山ほどあるからです。新型の瓶なので、今の瓶詰め設備が使えない、栓や包装なども当然変更。商品は全国に出荷するのに、その瓶が使われているのは、ごく一部の地域のみ。再回収は絶望的です。
 実は過去に、一升瓶のように全国で幅広い用途で使われ、数を減らしながらも現在でも現役のリユース瓶があります。丸正の五合瓶と呼ばれる、規格の900ミリ瓶です。酒や調味料の多くのメーカーさんが、この瓶を洗って再利用していました。今でも、瓶詰め設備を残しておられるところもかなりあるはず。参加していたメーカーさんや瓶を回収して洗う業者さんも、これを使いたいご様子。
 うちの店も、丸正の五合瓶の商品を売ってますから、新しい瓶よりも丸正が回収して再利用されるほうがありがたいですね。それに、新型の瓶が導入されているところって、『地域』でなく『大型小売店』みたいなんですよね。なのでその成功事例も、あまり参考にならないなと思えます。
 何はともあれ、気になった点は組合の理事長に伝えておきました。何とか上手くいってほしいものです。