地ビールの会

yamaokasakeya2006-02-25

 好天に北野天満宮の梅花祭が重なって、ずいぶんな人出です。天神さんの縁日などに遊びに行きたいのは山々ですが、25日は店の請求書を配ったり、それにつけるチラシを用意したりとなにかと慌しい日です。
 ひと段落した夕方から地ビールの会です。この日参加の方は二人。今までに何回か来てくれてる人たちです。お出ししたのは次のとおり。わたしも結構飲みました。

博石館 ゴールデンエール
小江戸 ディンケル
オゼノユキドケ ホワイトヴァイツェン
小江戸ビール ヴァイツェン
博石館 ペールエール
新潟麦酒 エディンバラ
オゼノユキドケ ブラウンヴァイツェン
新潟麦酒 薬草酒
オゼノユキドケ 黒

 最初にやや穏やかな物から始めます。ただ、ゴールデンエールの香りがかなり印象的だったようで、次に出したディンケルの印象が弱かったようです。ディンケルのもつ独特の麦芽の風味を楽しむには、早いうちに出したほうがいいようです。
 次の二つはヴァイツェンの飲み比べ。オゼノユキドケは透明感のあるお酒を出す社風のとおり、ホワイトヴァイツェンもすっきりした仕上がりです。ヴァイツェンの特徴をもちっつつも、料理にあわせるもよし、地ビールを飲みなれない人でも楽しめ、飲みなれてる人も満足できる。そう言える品です。対する小江戸ビールのヴァイツェンは、ハーブのようなヴァイツェン特有の香りがくっきりとし。さわやかな甘さが感じられる、お手本のような品です。個性的なビールを飲みなれた人がゆっくりと楽しむのに適してます。その辺が分かってもらえたと思います。
 次は、ペールエールの飲み比べ。博石館のペールエールは簡易ろ過されてるので、個性的な味と香りを持ちつつも、のど越しも軽やかです。新潟麦酒のエディンバラは瓶内発酵、瓶内熟成なので、入ってる酵母の量がずっと多くなっています。そのためかなりこってりした印象になります。
 最後の二つは、ちょっと変わった趣向のもの。しかし、終わりのほうに持ってきたためか、薬草酒の生薬の匂いもさほど気にしてもらえませんでした。ふつうにおいしい地ビールいった評価です。最後にオゼノユキドケの黒。やや高めの温度にまでぬるくして出しました。ちょうど、こげ苦さに加えて甘さが感じられるくらいです。チョコレートのようだという感想も出てきました。これはこれでいいのですが、もう少し冷たいのもよかったでしょうか。
 全体として、まずまずの構成で出せたと思います。終わったあとに、二人が買って帰られたのに日本酒が多かったのは、この季節らしいことです。