日本酒の会

yamaokasakeya2006-04-19

 今回の会は、参加の方が四人。どなたも一度は来ていただいていて、うち一人は私の友人です。初対面同士の組み合わせもありますが、気楽にやりました。
 今回は、あるお酒の味を確かめてみたいと思っていました。お出ししたのは次のとおり。

招徳  紫蘇りきゅーる
七本槍 純米 生原酒
都鶴  純米 番外酒
花見蔵 純米吟醸 活性 にごり酒

 一本目は、純米酒のリキュールです。招徳さんから出ている、純米酒のりきゅーるの一つです。清酒りきゅーるは、大手も含めて以前に結構出ているのですが、評判は今ひとつでした。使ってるお酒が良くないから、出来上がりのりきゅーるも美味しくなかったのだと思います。このシリーズは、純米酒がベースですので、そこから違います。落ち着いた紫蘇の香りは結構いけます。しかし、紫蘇の香りは、最近良く食べている梅干の香りに通じます。ほんのり甘いものですから、なんだか落ち着かないような。日ごろの食生活は大きいです。
 二本目は、滋賀県木ノ本町七本槍です。やっぱり良いですね。
 もともと寒い土地ですから、じっくりと低温発酵させるつくりですから、お酒はきれいな仕上がりになりますが、今年はその印象がさらに強いのではないでしょうか。うっかり飲みすぎてしまいそうです。お燗にもしてみましたが、悪くもなりませんが、うんと美味しくなるとほうではありません。ややぬる目くらいの、冷たさが残るような温度、10度から15度くらいが美味しいと思います。
 三本目は、都鶴の番外酒。最近ちらほらと見かける、日常酒として楽しめる純米酒です。実は、これを色々試したかったのです。
 度数がやや低めなので、常温で飲むと、やや物足りない印象になりがちです。また、味わいを出すよう、もともとやや熟成が進んだ状態で出荷しておられるので、だれ気味になりはしないかという心配もあります。やはり、冷やすか燗にするか、仕事をしたほうが美味しいお酒です。今回は、燗をいくつか試してみました。結論は、熱めのほうが良いですね。ぬるいよりも、熱めです。
 四本目は、花見蔵のにごり酒です。活性タイプですので、開栓にはご注意!!です。泡の吹きこぼれで中身を減らしてはもったいないですからね。
 これは辛口で仕上げて、香りが控えめの純米吟醸酒にごり酒です。お燗でも、そこそこいけるタイプです。しかし、冷酒のほうもこれまたとても美味しい。結局、お燗をつけた後でも、再びお燗をつけるのももどかしいように、あっという間にカラになりました。さすがです。
 最後は、写真にありませんが、新潟麦酒の薬草酒を出しました。

 参加の方に、私が持ってる漫画を貸してほしいと頼まれたので、四冊お渡ししました。お酒の漫画でないのがご不満だったようですが、しかし、お酒の漫画って、あまり多くありません。あっても、お酒の漫画と言うよりも、酔っ払い漫画。いい酔っ払いならともかく、悪酔いを繰り返されるのは、ごめんこうむります。