地ビールの会

yamaokasakeya2006-05-27

  大阪梅田ではビアフェスティバルが行われている土曜日。どういうわけだか、この日に地ビールの会を設定してしまいました。ビアフェスに行くので欠席のお返事をいただいた方も、おひとりならずありました。せっかくの新商品お披露目なのに失敗ですね。
 しかし、拾う神もあります。3人の方が参加してくれました。わが悪友と常連さんと久しぶりに参加の方です。

 この日は、新商品がどんなものか実感してもらうのが目的です。地ビールの幅広さを楽しんでもらう、いつもの会とは出し方が違います。
 新商品と今まで飲んでもらったことのある似た商品とを、組み合わせて出していくようにしました。どちらがどう違うかというのを実感してもらうのに丁度いいはず。ただし、いつもよりも種類が多めになりました。
 一覧は次の通り。

博石館     ペールエール
志賀高原    ペールエール
志賀高原    IPA
新潟麦酒    ゴールデン・エディンバラ
オゼノユキドケ 黒
志賀高原    ポーター
新潟麦酒    エスプレッソ
新潟麦酒    エール・ド・ル・レクチェ

 最初は、博石館ペールエール志賀高原ビールペールエールの比較です。ここでは志賀高原のほうが、色も薄く香りも控えめだと分かります。イギリス風の博石館にたいし、志賀高原のほうはアメリカ風なんでしょうか。

 次に、志賀高原IPA(インディアン・ペールエール新潟麦酒ゴールデンエディンバラの比較です。IPAは、やや度数が高めで、ホップをたくさん使うのが特徴で、香りが華やかで苦味が強いのが特徴です。季節柄、夏ばて気味のときに良さそうだというご意見がありました。なるほどです。
 ゴールデンエディンバラは、度数が高いもののホップの使用はIPAよりも控えめですから、むしろあっさりした印象すらありました。度数8度のヘビー級で、いつもなら相当な存在感なんですが。

 次に黒いビールの比較です。日本で黒ビールとひとまとめにしてますが、いくつか種類があります。その違いを実感してもらうべく、まずはオゼノユキドケ。苦い黒の代表です。
 先ほどのIPAは、ホップからくる苦味です。ホップが多目の分、華やかな香りもあるので、苦味がそれほど際立ちません。逆にオゼノユキドケの黒は、味が焦げ苦いのに、香りもおこげの匂いですから、苦さが際立ちます。夏バテにいいのでは? 案外料理との相性が悪くないかも、と興味深いご意見がありました。まだ試してないので分かりませんけどね。
 対する志賀高原ポーターは、苦味と甘味を併せ持つため、苦さを強く感じず、こってりした印象の味わいです。
 同じこってりしたもの同士、新潟麦酒のエスプレッソと比較したいということで、これも出してみました。こちらのこってりは、甘さでなくアルコールのこってりです。やはり別物です。

 一通り比較してもらったので、さすがにこってりだらけなので、一服してもらおうと、新潟麦酒のエール・ド・ルレクチェを出しました。甘い香りで苦くなった口を休ましてもらえたと思います。

 さて、さて次回6月3日。みなさん、よろしく。