べジ&ピースフェスティバル 船岡公園

 お酒の会に来ていただいた方から教えてもらい、行ってきました。ベジタリアンのイベントなのでしょうか。以前もここでやっているのを見かけたことがあるのですが、覗いてみるのは初めてのこと。ちょうどお昼ごろ。朝方は涼しかったのに、日差しの暑いこと。食べ物よりも先に、飲み物に目が行きました。探していると、とても面白いものを見つけました。どんなものかは、ちょっと内緒です。
 いろいろと見ながら、ぐるぐる回ってたのですが、ちょっと心配していたことが当たりました。実は、夜に日本酒を飲む予定がありましたので、香辛料は摂らないつもりだったのですが、出ている食べものは香辛料を使ったものが目立ちます。それでも、いくつか香辛料を使ってないものを見つけては、買って食べながら、目に留まった「日本酒バー」へ。
 やっておられるんですよね。見つけたときは驚きました。定番5種に内緒が3種。マスターのお話では、日本酒バーをするのが夢なのだとか。一日限定でその夢を実現されたんですね。いろいろお話を聞かせてもらいながら、3品飲みました。実に美味しく頂きました。(早速メールを頂き、地ビールの会にも来ていただきました)
 でも、当日はかなりの暑さで、食べ物も日本酒向けのものが少なく、しかもイベントは明るい時間帯。悪条件ぞろいで苦戦されたようです。でも、時期がよければきっと上手くいくはずです。

 さて、このイベントをぐるぐる見て回って、ふといわゆるベジタリアンの運動に感じる少々の違和感を思い出してました。
 当たり前ですが、ベジタリアンの思想や運動は外来のものです。日本での実践はごく短いものに過ぎません。そのせいか、昔からの智恵を取り入れ切れてないのではなかろうかという気がしました。
 会場前の舞台での座談会でも話題になっていた、肉を食べないでいると起こる特定の栄養素の欠乏も、なんのことはない、味噌などの発酵食品を食べていれば、ほぼ防げるはずです。四足の肉のかわりに微生物の肉を食べてるわけですから。にもかかわらず、不安を感じてしまうのは、歴史の裏づけがないことからくるのかなと、そう感じた次第です。食べ物は、影響がでるのに時間がかかりますからね。祖父母が人体実験して、問題なかったものくらいでないと、本当に安心できませんから。
 それにしても、ベジタリアンの運動のような実践は、日本ではかつてあったんでしょうか? 精進料理のようなものもありますが、般若湯や山鯨よろしく、本音と建前の使い分けもあり、あまり当てになりません。まじめに実践するのも期間限定の修行のときなど、ごく限られた場合でしかなかったと思うのですが、いかがなものでしょう。