オゼノユキドケ ホワイトヴァイツェン 400円円也

 当店で博石館につづき、二番目に取引を始めたのがこちらのオゼノユキドケです。ここの定番品がこのホワイトヴァイツェン。取引を始めた当初、賞味期限が3ヶ月だったのですが、2年ほど前から「製造日より60日はフレッシュな味わいが、それ以後は熟成した味が楽しめます」云々と書かれる様になり、いついつまでという明確な賞味期限が無くなりました。

 さて、こういう表示になってよく聞かれるのは、熟成した味わいとフレッシュな味わいの差です。もちろんの話ですが、60日目にたちまちに味が変わるわけではなく、あくまで目安です。それに家庭用の冷蔵庫と業務用冷蔵庫では、冷やす力が違いますので、これまた条件が変わってきます。今の在庫が仕入れてから70日くらいですので、そろそろ熟成した味になっているころです。

 というわけで、飲んでみました。味わいといいますが、実際は香りと味の調和でもって決まります。そのうち、香りは変化しやすく味はそれほどでもありません。ビールが熟成して落ち着くというのは、香りが穏やかになって印象が変わるというのが結構大きいです。
 じっさいこのホワイトヴァイツェンもそういう変化が起こっていました。といっても、まだまだ若い香りですけどね。本来の特徴である、おだやかな味のヴァイツェンでした。