ベアレン ライ麦ビール 390円也

yamaokasakeya2007-10-18


 当店が新潟麦酒さんにお願いしているライ麦ビールは、ラベルの完成を待っているところです。今月末ごろにはようやく発売です。
 おなじくライ麦ビールですが、ベアレンさんは、ライ麦ビールを創業以来毎年季節限定品で発売してこられました。日本のライ麦ビールの草分けともいえます。原材料のうちライ麦はそれほど多くなく、1割くらいらしいのですが、毎年これを心待ちにしておられるファンが大勢。わたしがライ麦ビールを知ったのも、ここが切っ掛け。日本のライ麦ビールの草分けと言ってもいいでしょう。しかし、話に聞いているだけで、飲むのは今回が初めてです。お恥ずかしいですが。

 というわけで試飲です。参考までに新潟麦酒さんから送っていただいた、ラベル完成前のライ麦ビールも参考のために一緒に飲みました。
 まず色合いですが、底にオリが沈んでいるものの黄金色よりやや濃い目でほぼ透明です。ヴァイツェンより少し濃いという印象でしょうか。一軒薄い色なのに、頑として不透明な新潟麦酒のそれとはやはり違います。
 泡はよく立ちますが、とろみというほどではありません。香りはバナナのような甘い香りと一緒に、やや強めのスパイスのような香りがあります。小麦を使ってあるせいか、それとも酵母のせいか、ヴァイツェンの印象が強いです。味も濃厚なヴァイツェンのようで、ヴァイツェンを主にして、ライ麦の風味を加えたような印象です。なるほど、甘い香りが好評であったというのは、こういうことだったのかと納得できました。

 これに比べると、新潟麦酒さんは、ほのかな酸味が主体のライ麦の味そのままの印象です。良い意味で好対照となっております。飲み比べが楽しめそうです。