日吉胡麻 中村新さんのライ麦畑

yamaokasakeya2008-05-25


 去年の秋に発売して、大好評をいただきました当店の企画商品のライ麦ビール。もちろん、今年も販売すべく、去年同様にライ麦の栽培をしていただいています。その様子を見に、中村新さんの畑まで見に行ってきました。場所は山陰線の胡麻駅から車で五分ほどの畑です。

 中村さんの登山仲間の方々が畑の仕事の手伝いに来ておられました。お付き合いの広い方です。みなさんと一緒に、水田、ライ麦畑、野菜畑を見てまわります。

 すでに穂が出て受粉も終わり、実が重くなっていこうとしている時期です。ライ麦の緑が最もきれいな時期は過ぎましたが、ライ麦畑の迫力は、むしろこの時期が見ものです。
 写真は畑を歩く中村新さんです。ライ麦は非常に背が高く、高いものでは2メートルを優に超える背の高さです。長身の中村さんでこのありさまです。畑に入ると、人がどこかにいるのを見つけることはできません。近くでがさがさと音がしたら、そこに誰かいるらしいのが分かりますが、それこそ熊か猪かもしれないわけで、ちょっと不思議な気分を味わえます。ちょうど、小さい頃に背の高い夏草の草むらに迷い込んだときのような気分です。

 畑の見学の途中で、胡麻で営業しておられるドイツパンのお店「ゾンネ・ウント・グリュク」さんを訪ねました。こちらも、去年試験的にですが、中村さんのライ麦を使ってパンを製造販売されました。今年のライ麦の収穫を心待ちにしておられます。
 今はまだ、輸入品のライ麦でパンを作っておられまして、実に美味しいのですが、中村さんのライ麦でつくるとさらに美味しいそうですから、こちらも楽しみなことです。

 帰り道、ひと束のライ麦を貰って帰りまして、店に飾りました。上のほうを見渡していただくと見つかりますよ。