夕暮れどきの光景

 夕暮れ時、涼しい風が心地よいころ。夕飯もお風呂も終わったのか、気楽な部屋着で歩く親子連れ。お父さんが呼び止めて、酒屋で缶ビールを一本買って、それを飲みながらまた歩き出す。
 たぶん20年前なら日本中で当たり前だった風景。

 うちの店では、この夏も当たり前の風景です。ただ、缶ビールは地ビールです。
 
 日常のごく当たり前の風景の中に、非日常が当たり前の顔をしてそこにある。京都はそういう町らしいのですが、地ビールもまた当たり前の顔をしているようです。