一年間ありがとうございました


なんだかんだで、今年が終わります。
長い一年でした。ここ数年、ずっと長いと感じていましたが、今年も3年分くらいに感じました。やっと終わるのかという気持ちと、明けて元旦にやってくる親戚の子どもたちのやんちゃ振りを思うと、やれやれという気持ちもあります。


今年はなんといっても原発事故が重い一年でした。そして、その重苦しさは、年が明けても、冷温停止「状態」宣言があっても変わることなく、これから長く残ることでしょう。何しろ、数十年、あるいは数百年にわたって故郷に帰ることのできない、数多の流浪の民が生じたわけですから。健康被害は、本格的なものはこれからますますでしょう。農林水産物の汚染も、これから何年も続くことでしょう。日本史上最悪の人災に間違いありません。原発は、その力に魅入られたかたも多くありますが、危険性を考えれば、やはりなくすべきものだと思います。

自分と周りの人に、最低限の放射能への対処を伝えられたのは、大学時代、あるいはそれ以前から、原発の危険性について少しずつ学んできたおかげであろうと思います。学ぶ機会を創ってくれたかたがたに感謝です。
あれこれと私がミクシーなどに書いて、疎遠になったかたもあり、商売に良くないとおっしゃる方もあったりしましたが、ここは筋を通させてもらいました。書いてないだけで、仕入れの面で少なからず気を配ったりもしたんですが、それが良かったのか、必要なかったのか、分かるのはもっと何年も先のことだと思います。それくらい放射能の危険性は、つかみにくいものだと思います。そして、この先何年も、この危険性と付き合いことになります。
近隣の環境の汚染に始まり、広範囲の水産物をはじめさまざまな食べ物の汚染に悩まされるのです。


そんな中ではありますが、やはり日常というものがあります。
3月18日にはゼスト御池で、5月13日には三条会商店街で、地ビールのイベントが開催されます。京都での地ビールを盛り上げて、京都で地ビールの楽しさを満喫できる機会を創れるように、ちょっとばかりのお手伝いをします。こんなイベントにご協力いただけますよう、お願いします。


商売のほうは、こんなイベントに執心して、ややもするとお留守になりそうですが、なるべくそうならないようにがんばっていこうと思います。
こんな具合ですが、お付き合いいただけますよう、新年もよろしくお願いします。
一年間ありがとうございました。皆様、良いお年を迎えられますように。