上賀茂 森田さんのレタス 150円也

 野菜も時間が経つとしなびてくるもの。水につければ見た目はしゃっきりした状態に戻りますが、それを繰り返してると、味も素っ気もないものになります。もちろん、栄養価も失われます。そういうわけで、とっとと食べるわけですが、たとえレタスであっても、生でシャリシャリとやるばかりなのは芸がありません。飽きます。まして、うちは野菜のおかずが多いのでなおさらです。

 今回は、母が創作した料理です。
 キャベツ巻きの要領で、レタスの葉を軽く塩茹でして柔らかくし、それを海苔代わりに使って巻き寿司とお握りです。実験品なので具は簡単なものですが、これ好きです。あっさりしたレタスの風味が、酢飯や梅干の酸味によくあってます。
 私は、巻き寿司やお握りは好物なのですが、あとで胸焼けがすることがしばしば。どうも、海苔のせいではないかと思うんですが、いつもではありませんから、海苔によりけりだろうと思ってます。安物の海苔だとなるんでしょうか。しかし、高級海苔で作ったお握りをたくさん食べることもないので、確かめようもありません。正直困ってました。しかし、これなら胸焼けも全く起きず、食後が爽快です。海苔より安くつきそうだし、いいこと尽くめです。

 そうそう、普通に見かけるレタスだとこうは行きません。やはり、良いものでないと。使ったレタスの葉は、火を通しても簡単に破れたりせず、しっかりしてました。また、大きい葉が必要な巻き寿司では、外側の鬼葉に近い葉を使ってありましたが、これも苦味がないからできること。野菜の出来次第で、料理の幅が大きく広がるというものです。
 料理を作ってない私が言うのもなんですがね。