招徳 柚子リキュール 500ミリビン 1280円也

 題名には日本酒と書いてますが、純米酒を使ったリキュールです。リキュールというのは、お酒に果汁や糖分を加えてつくったお酒です。焼酎を使ったチューハイが代表格ですが、日本酒でも当然つくれます。
 日本酒リキュールは、これまでも大小問わず、幾つものメーカーが製品化してます。いずれも売れ行きは、まずまず以下のようです。大ヒットは聞きません。何回か日本酒を使ったカクテルを飲む機会がありましたが、当たりあり、ハズレあり。美味しく仕上げるのが難しいんですかね。とは言え商品化されてる日本酒リキュールを飲むのは、これがほとんど初めてでした。とても美味しかったです。

 この商品、伏見の招徳酒造が京都の産物と同社の純米酒を使った三種類のリキュールの一つです。柚子の産地は越畑。京都の西山、嵯峨野の一番奥です。嵯峨野では水尾が柚子の産地として知られてますが、越畑は水尾からさらに車で30分ほど山奥。柚子は内陸ほど良いと聞いたことがあるので、水尾のものよりいいかもしれません。
 リキュールの出来は、加える糖分と果汁の良し悪しでかなり左右されますが、糖分も良い物を使ってるようです。ぜんぜんべたべたせずに、すいすい飲めます。飲みすぎそうで、危ない危ない。出来れば、普段チューハイなどしか飲まない人の反応が聞きたいものです。

 ところで、このリキュールの商品化に当たり、中心になったのは招徳酒造の女性蔵人の方だそうです。何度かお会いしたのですが、会うたびに肌が綺麗になっておられる様子。日本酒の原材料である麹(こうじ)の美肌効果が最近注目を集めつつあるのですが、効果はあるみたいですね。