上賀茂 森田さんの曲がりキュウリ 20円也

 母が曲がりキュウリを使って、キュウリの肉詰めのあんかけを作ってくれました。和風の味付けがなかなか美味です。太目の短いキュウリを縦に割って、実の中をほぜって肉詰めです。曲がりキュウリがたくさんあるので、満喫しました。
 京都近郊では、ここ数日は雨が降ってますが、6月の雨不足はひどいものでした。それにさわやかな風が吹く日が多かったので、暑さを凌ぐには言いのですが、なおさら乾燥してましてた。そのため畑での水やりも効果が少なく、野菜にもいろんな悪影響が出てました。特に水分を多く必要とするキュウリは、被害が多かったのです。
 被害といっても、キュウリの場合は、実が曲がったり、短いままだったりというものです。花が咲いているときの乾燥で、身の発育に異常が起こるからだそうです。こういう曲がったキュウリは、肥料の塩梅が悪いとかでも起こるようで、そういう場合は味に影響もあるそうですが、水不足の場合は、形が悪くても、味にはさほど影響ありません。とにかく見かけ。しいて難点がるとするなら、料理によっては使いにくいというくらいでしょうか。人間ならカサブタか肌荒れくらいのもんで、たいしたことないと思うんですが、売り物としては敬遠されます。
 こういう野菜は、畑で腐るに任されることもよくあります。せっかく美味しく出来てるのに腐らせてはもったいないですから、分けてもらって安くで売ってます。安い上に、あんまり利益をもらってないので、売れてる割には儲かりませんが、味見用のサービスだと思ってます。
 こういう野菜はあちこちであるはずですが、ほんとに利用されてません。こういうものこそ、美味しく頂きたいものです。