「純米酒フェスティバル2005大阪」

 毎年大阪と東京で開かれている純米酒フェスティバル。去年に引き続き大阪のほうにいってきました。場所は京橋近くの太閤園。主催は、純米酒普及推進委員会。純米酒を強く推薦する、醸造技術の重鎮、上原浩先生を中心に集まった酒蔵のグループです。企画の実務はフルネットという雑誌社さんみたいです。

 今年参加したのは昼の部です。
 昼の部は、小売店や飲食店の人、つまり酒を取り扱う仕事の人限定です。商談などは一般の飲み手の人がいる前ではやりにくいし、まるきりお酒を知らない人と少しは分ってる人とでは、対応も変わりますから。
 去年は昼の部があったのか、どうだったかは知りませんが、夜の部に参加しました。夜の部は、料理と一緒に純米酒を楽しもうという趣向なので、セルフで取り分ける料理が用意され、値段も高かったです。料理を無視してひたすら味見してましたんで、ずいぶん割高になりました。
 その点、今年はきき酒だけで、参加費も1000円だったので助かりました。

 会場には、実に多種多様なお酒が揃っていて、最近注目の御燗用のお酒が目を引きました。熟成を2〜3年経たお酒や山廃など個性的です。
 特に印象的だったのは、水車で精米したお米で造ったお酒です。元禄時代に確立し、昭和の始めまで主流だった水車精米ですが、そのお米が酒造りにどういう影響を与えるかを熱っぽく語る蔵主。いろいろと勉強になりました。

 帰り道、ほろ酔いで阪急電車に乗りました。駅入り口の改札で切符を取り忘れたらしく、出口で慌てるはめに。またやってしまいました。