エスサーフの「第11回秋のきき酒会」

 10月はお酒の試飲会の季節です。例年肌寒くなってきて、日本酒が美味しくなりだす頃。ただ、もう少し遅く11月にもなれば既に仕込みに入ってますから、蔵が慌しくなり試飲会どころではないところも出てきます。なので、試飲会は10月頃に集中しがちです。地域によっては、清酒の日である10月1日にイベントが開かれますが、京都近郊ではこのエスサーフの試飲会が、この秋最初の試飲会イベントだと思います。
 試飲会というのは、大雑把に2種類ありまして、小売店や飲食店といったプロ向けのものと、一般消費者向けのものです。プロだけ分けるのは、商談がしやすいことと、商品を探すからには落ち着いて試飲できるようにするためです。
 この試飲会は、一般のかたむけの試飲会です。運営上、飲食店や小売店への配慮は全くありません。酒問屋の主催とは思えないほどです。日本酒と焼酎が試飲で切るのですが、既に結構な人気になっているようで、私は三度目の参加ですが、確実に人が増えてます。毎年2000人以上。今年も2500人近くまでいったそうです。実際、かなりの数の友人知人に合いましたし。

 感想ですが。気になったのは日本最大の純米酒のみ仕込む酒蔵である、福光屋さんでしょうか。酒問屋への取引を広げて、コンビニなどにも展開するんでしょうか。
 灘の良心、白鷹さんは旨い生酉元純米が印象的でした。一度えらく酸っぱくなったので心配したんですが、きっちりと作っておられます。時間の関係で日本酒ばかりでしたが、この辺は、後日の他の試飲会で補います。

 それにしても、日本酒のきき酒会でいつも気になってることですが、今回もまたありました。冷たすぎるお酒です。日本酒は旨味が持ち味のお酒です。旨味は冷たすぎると感じにくくなってします。ややぬる目のほうが酒の本当の味をわかろうちうもの。蔵主でそれを気にしてない方が幾人もおられたのには閉口します。


 なお、帰宅後すぐに誘われていた飲み会に参加。かなり酔いました。

今回の費用
入場料 500円
交通費 640円 (JR 二条〜膳所 往復)

とっても安く済みました。