終い天神

　うちは北野天満宮の割と近くです。小さいころは、毎月２５日の出店の出る日には、出かけたものでした。最近も、思い立って覗きに行くことはありますが、師走の終い天神は、仕事に追われてなかなかいけません。何年ぶりでしょうか、終い天神にいったのは。毎年、年の瀬のあわただしさに追われて、近くを通っては横目で通り過ぎておりました。今年は２５日が日曜日で、仕事がやや暇だったので、ほんの少し抜けていってみました。
　うちから自転車で５分。それから歩き回って３０分ほどですが、以前と変わらないところ、変わったところなど確かめながら、年の瀬のたのしい雰囲気を味わってきました。
　出店は相変わらずにぎわってましたが、ちょっと驚いたのが写真を載せておいた本殿の様子。ずらりと列ができてるのがなんだか不思議な光景です。私の覚えている子供のころの様子は、もっとこう、本殿前にかぶりつくような人だかりが、ごちゃっとしていたのに、何でしょうか、この整然としてるのは。ガラガラ鳴らすためだけに待っているんですね。そんなに様式にこだわらんでもいいのに。
　いつもの天神さんよりも人の多い境内とその周辺を、もう一回りして帰ってきました。おやつに買ったお好み焼きのできは、まあ、こんなもんでしょうか。