オオヤブラッスリー みつ蜂さんの宴 550円也

　富山県庁前にできた、たぶん日本一小さい地ビール会社のオオヤブラッスリーさんの新作です。ショコラノワール、越中風雅、越中大黒と続き、これで四種類目。大谷さんの前職時代、蜂蜜を使った黒ビールが人気だったそうですが、こちらは淡い色合いのビールです。富山産の蜂蜜とレモンを使って作られています。

　軽い口当たりにレモンの香りが爽やかな飲み物です。あわ立ちは穏やかだし、麦芽やホップの印象が控えめなので、新しい果汁飲料とでも言うべきでしょうか。黙って出されたら、ビールと気づかない人もいるかもしれません。ぬるくなるにしたがって、印象が徐々に変化していき、小麦のビール特有のとろりとした印象が引き立ってきます。ただ、蜂蜜の風味となると、ちょっと見つけるのが難しいです。
　先日の地ビールの会でも出しましたが、蜂蜜の風味に気付いた方は7人のうちお一人、残りはあるような無いようなというところ。もっとも、最初の一本目ではなく、何種類も出した後だったので、無理からぬことだったのかもしれません。今度出すことがあれば、一本目でお出ししましょう。

　ところで、目に付くのがこのラベルです。これまでの商品もそうでしたが、いずれも大谷さんのデザインです。このデザインの斬新さはいつも驚かされます。