箕面ビール ホ和イトエール 450円也

 前回日記には、非売品のものを書きましたが、今度は売りものだったものです。ベルギービールには、小麦とオレンジピールコリアンダーを使い、独特の風味をもつ軽い口当たりのホワイトエール呼ばれるビールがあります。
 箕面ビールさんでは、昨年暮れごろから地元の柚子を使ったホワイトエールを開発。「ホ和イトエール」と名づけて販売されました。最初は樽だけだったんですが、初夏には瓶が登場しました。飲んだのは瓶商品が最初に登場したときのもの。製造は五月で賞味期限は7月中に過ぎていますから、三ヶ月超過ですね。
 通常、長期の熟成に向いているビールは、色が濃くて度数が高くいもので、すっきりと飲みやすいビールは熟成が難しいです。また、ハーブやスパイスを使ったものは、素材によっては香りの変化や低下が早く、思いのほか不安定なものも多いです。
 このホ和イトエールがどうっだのか。
 一口飲んでみて、率直に「美味しくなってる」と思いました。時間の経過の中で、コリアンダーの印象が弱まり、柑橘特有の苦味の成分は沈殿したのでしょうか。そんな変化でも起こったように思えます。柚子の爽やかな酸味とほのかな甘味が引き立って、実に良い飲み心地です。甘いものが好きなので、なおさら良く思えたんでしょう。これは美味しいです。
 夏の季節限定商品でイクスピアリさんが、「グレープフルーツエール」を出しておられましたが、こちらはコリアンダーを使わずにグレープフルーツの爽やかな酸味だけで仕上げておられましたが、これに似ています。ただ、柚子のほうが苦味が少なく上品な味ですので、熟成した「ホ和イトエール」のほうが好みでした。
 多分あと一本くらいはあったと思いますので、探してみましょう