富士桜高原麦酒 ラオホ 680円也

 晩酌に登場したのは、当店で好評販売中の富士桜高原麦酒です。ただし、製造年月が去年の11月です。貯蔵用の冷蔵庫の片隅に眠っていたものです。値段も今は680円ですが、これが賞味期限内で売られていた当時は650円でした。
 もともと新鮮なものは、燻製麦芽由来の燻製の香りが控えめながらも明瞭です。そして、時間とともにその香りはますます控えめになり、今夜ようやく口にしたわけです。
 ひとくち目の印象はデュンケル。やや焦がした麦芽を使ったラガービールでした。しかし、少しずつ口にするうちに燻製の香りも現れてきました。それでも新鮮なものよりも控えめです。燻製の香りが肝心なラオホとしては劣化なのかもしれませんが、口当たりはますます良くなっています。酸っぱくもなっていないし、この安定感はさすがです。
 さすがに燻製にあわせるのにはあっさりしすぎたかもしれませんが、上々のまろやかさに満足しました。